思い出の地層

実家の自室の片づけを始める。
 
就職してから、
帰省時に自分が泊るくらいで、
半分物置になっていた。
 
地震の際に、
本棚の中や積んであったものが散乱して、
ひどい有様だったらしいが、
家族がある程度は戻してくれた。
 
しかし色々と乱雑になっているので、
これを機に不要なものを処分し、
部屋を整理することにした。
 
とりあえず要るものと要らないものに分ける。
 
もっともほとんどのものが、
捨てられないという理由で、
取ってあるものばかりなのだが。
 
幼稚園から高校までの、
いろいろな思い出の品が出てくる。
 
幼稚園の絵なんかは、
ほほえましいものがあるが、
中学校のころ書いたものなんかは、
認めたくない若さゆえの過ち。
 
コラージュ用に使った教師の顔写真のコピーとか、
オリジナルすごろくとか。
 
掘り起こさない方が良かったのか、
思い出の地層。
 
まだ片づけは終わらない。