岐阜城攻略戦

今日は岐阜城に行くつもりでいたが、
朝起きたら昨日の酒で、
頭痛と腹痛が…。
 
明日にしようと思ったが、
雨が降るようだったので、
体調が回復するのを待って出かけた。
(まあ微妙なかんじだが)
 
名古屋から岐阜まで、
名古屋鉄道で30分ぐらいで着く。
 
とりあえず鵜飼いで有名な長良川まで歩く。
1時間ぐらいだ。
 
鵜飼いはやっていなかったが、
鵜匠の里を見に行った。
鵜匠の里といっても、
資料館みたいな場所でなく、
鵜匠の方が日常暮らしている家がある場所だ。
 
と書くと何か、
プライベートを覗きに行くみたいだが、
観光案内の看板に書いてあったので、
観光地の一つになっているようだ。
(今回はただ前を通ってきただけだったが、
鵜匠の方とお話したり鵜を見せてもらったりも出来るらしい)
ちなみに長良川の鵜匠は宮内庁の職員となっているらしい。
 
次に行ったのは岐阜大仏。
奈良と鎌倉に告ぐ日本3大大仏に数えれれることもある。
(3大大仏の3つ目は今のところ自由枠らしいが)
 
この大仏は「かご大仏」とも呼ばれることがあるように、
木材骨格にかごのように竹を編んで形を作り、
その上に粘土と和紙と漆と金箔を貼り付けて作られたものだ。
 
150円払って大仏殿の中へ。
実際に見る大仏は思っていたよりずっと大きかった。
像高13.7mだから奈良の大仏(14.7m)と同じぐらいだ。
 
材質についての先入観のせいもあるかもしれないが、
奈良の大仏には重厚感があったが、
こちらは柔らかい感じがする。
 
さていろいろあったがようやく岐阜城へ。
 
ところで岐阜城は、
金華山という山の上にある。
ポピュラーな行き方としては、
ロープウェイがある。
しかし歩いて登れないものかと思っていたが、
岐阜の街から見える城は、
遥かな山の上だ。
これ登れるのだろうか。
 
不安に思ったが、
案内板を見ると何通りかの登山道があるみたいだ。
それぞれかかる時間が違う。
一番早く城まで着くもので20分ぐらいと書いてある。
そこで一番早く一番きついという、
「馬の背登山道」というのに挑戦することにした。
 
時間がかかるが緩やかな登山道に向かうカップルを見送り、
登山道に入っていく。
道というより岩や木の根を登っていく感じだ。
さすがにロッククライミングとまではいかないが、
結構疲れるし、
足を滑らせたら大怪我しそうなところもある。
 
途中で息が上がってきて挫けそうになる。
二日酔いだったことを思い出す。
しかし戻るに戻れない。
後どれくらいあるのか、
木々に隠れて頂上も見えないので見当がつかない。
こんなタイミングで携帯の電池が切れる。
これで何かあっても助けは呼べない。
(電波が入るかどうかは分からなかったが)
 
20分ちょっと歩いたのだが、
途中から明らかにペースが落ちたので、
まだまだなのだろうか…。
 
そのときであった。
楽しげな人の声が聞こえた。
途中で何人かにあったが、
この道を上り下りする人の声ではない気がする。
階段が見えた。
やっとたどり着いた。
 
くたくたになって、
この城を攻めるとしたら大変だなと思った。
(実際に難攻不落とうたわれていた。
ただしその地形ゆえに篭城戦には弱かったそうだ)
 
天守閣からの眺めは良かったが、
曇っていたのが残念だった。
晴れた日にまた来たい。
山頂にあるリス村ももう終わっていたし。
(今度はカップルの行った道にしようか)
 
帰りはロープウェイで降りて、
今度はJRの岐阜駅までまた歩いた。
途中「柳ヶ瀬ブルース」で有名な、
岐阜の中心部の柳ヶ瀬にも寄った。
 
勝手に柳ヶ瀬って奥入瀬みたいな渓谷だと思っていたことは、
ここを見た君と僕だけの秘密だ。