硫黄鉱山跡

家族で福島にある高湯温泉に行った。
 
近くに不動滝という滝があるというので、
弟と見に行った。
 
この滝がちょっと山の奥まったところにあって、
足元の不確かな山道を歩いていくので、
ちょっとした冒険だったが、
飛沫が掛かるぐらいの滝の真下まで行けて、
なかなか楽しかった。
 
さらに滝に行く途中には、
硫黄鉱山の跡があって、
そこもなかなかエキサイティングスポットだった。
 
山の中に、
白いボタ山があり、
その上に登ると、
景色が開けて見晴らしがよい。
 
煙突だけが残る工場跡のようなものもあり、
操業時がしのばれる。
 
第二次大戦当時は、
400人が働いており、
小学校もあったらしい。
 
ここの景色は、 周りは白い石ばかりなので、
木々の生い茂る山の景色とは、
全くの異世界で、
まるで他の惑星にいるようだ。
 
硫黄はかつて黄色いダイヤと呼ばれて、
盛んに採掘されていたらしいが、
石油の脱硫により生産されるようになってから、
日本の鉱山はすべて閉山になったらしい。
 
一山当てようかと思ったが…。