粒雪

探している本があって、
栄や名駅の辺りで、
書店巡りをした。
 
街中のデパートに入っているような書店は、
5階とか上のほうにあるので、
登ったり降りたりだった。
 
いろいろ探して、
歩いているうちに、
雪が降ってきた。
 
つぶつぶの雪だ。
 
なんか発泡スチロールを壊したとき出てきては、
静電気でくっつくあいつみたいだ。
 
「粒雪」でも言うのだろうか。
 
積もらなければどうってこと無いと思ったが、
路面がうっすらとシャーベット状になって、
ちょっと歩きづらい。
 
慎重に歩けば問題ないが、
走ったりすると転びそうだ。
 
最近なぜか分けも無く、
駆け出したくなることがある、
32歳であった。