帰宅衝動

夕方業務上のちょっとした用事があって、
出かけた。
 
その場所が会社からの帰宅経路にあった。
 
本当はそのまま直帰できれば良かったのだが、
まだやることが残っていたので、
会社に戻らなければならない
 
家に向かう電車を尻目に、
会社に向かう電車に乗った。
 
クリスマスの電飾がきらめく街で、
寒さの中を家路に急ぐ人に逆らって歩く。
 
危なく家に帰りそうになった。
 
そんな作者は学生時代、
帰宅部」だった。