スリッパ

家のトイレのスリッパが、
ボロボロになったので、
新調することにした。
 
希望は、
何処の公民館から盗んできたんだ、
といわんばかりの、
ベタなビニルスリッパだったが、
100円ショップに行ったら、
おしゃれなスリッパしかなかった。
 
それで適当にスリッパを買ったが、
廊下で履くスリッパも買おうかと思った。
 
そっちは「無ジ良」でかった。
 
レジで、
100円ショップのスリッパの入った袋を差し出して、
そこに新たに買ったスリッパを入れてもらおうと思って、
「一緒に入れてください」と言ったら、
100円ショップの袋ごと、
無ジ良の袋に入れてくれた。
 
思いを伝えるのって難しい。
 
まあこれでお客様が来ても、
対応できると満足したが、
よく考えたらあんまり来ない。
 
うちに帰って100円ショップのスリッパに、
マッキーで「トイレ」と書いた。
 
なんか安っぽくなってgoodだ。