それぞれのヤカン

ヤカンって、
お湯を沸かすだけだが、
なぜか表面が汚くなる。
 
隣で使っているフライパンから、
油なんかが飛んで焦げたり、
ヤカン自体が焼けたりする。
 
それで金属磨き剤で磨いてみた。
 
完全ではないがいくらかきれいになった。
 
それでちょっと満足していたのだが、
お湯を沸かそうとしたら、
火力が強すぎて、
取っ手が焦げてしまった。
 
なんということだ。
 
よく考えると、
昔実家で使ってたヤカンは、
取ってのプラスチック部分がなくなって、
金属むき出しだったんで、
布巾で掴まなければならなかった。
 
量産品のヤカンが、
こうして各家庭家庭で特徴付けられる。
 
そう考えると、
取っ手が焦げたことも、
悔しくない。
(ちょっと悔しいけど)